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地震に備えて
日本は地震の多発国で、世界中の地震の約10%が日本とその周辺で発生すると言われており、過去にも地震によって多くの被害を出してきました。
地震の発生は防げませんが、私たちの日頃の準備や心がけにより、恐ろしい地震の被害を最小限に抑えることができます。
地震がいつ襲ってきても冷静に対処できるように普段からの準備や訓練が大切です。
糸魚川ー静岡構造線断層帯(全体)を震源とする地震が発生すると
糸魚川-静岡線(全体)を 震源とする地震が起こると [PDFファイル/321KB]
地震の10か条
地震は、いつ襲ってくるか事前に予測できないところに恐ろしさがあります。いつ発生しても適切な対応がとれるよう日頃から備えておきましょう。
1 まずは身の安全を確保
普段から、家具類や照明器具の転倒・落下防止対策をしっかりと。(金具やバンドで固定)
2 すばやく火の始末
普段からの習慣づけや、火元に燃えやすい物を置かないことが大切です。
3 戸をあけて出口を確保
ドアのゆがみで開かない場合があります。
特にマンション等の中高層建物では出口の確保が重要です。
逃げ口を失えば避難できません。
4 火が出たらすぐに消火
火災が発生しても、天井に火がまわる前は消火が可能。
事前に消火器の用意を忘れずに。
5 急に外に飛び出さない
あわてずに落ち着いて行動を。
逃げる時は上方からの落下物に注意。
6 ブロック塀などに近づかない
屋外では公園などの広い場所へ避難。
ブロック塀の倒壊など危険な場所に注意。
7 山崩れ・がけ崩れに注意
すぐに安全な場所へ避難できるように、普段から家の周辺などをチェックしましょう。
8 避難は徒歩、荷物は最小限に
むやみに避難せず、町会単位の自主防災組織などの指示でまとまって行動しましょう。
9 協力して応急処置
多数の負傷者が出た場合は、医療機関の対応にも限界があります。お互いに協力して応急処置をしましょう。
10 正しい情報を聞く
ラジオや市町村からの正しい情報を確認し、的確に行動しましょう。
地震から身を守るための行動パターン
大規模な地震が発生した場合、冷静に対応することは難しいと思われます。
しかし、その一瞬の判断が生死を分けることもあり、地震が起きた場合にあわてず、落ち着いて行動するため、次の行動パターンを覚えておきましょう。
地震発生の直後
揺れが収まったら
安全な場所に避難
避難する際の注意事項
避難所生活では
- 町会単位の自主防災組織を中心に災害活動を実施
- 集団生活のルールを守ること
- 助け合いの心を持つことが大切
災害用伝言ダイヤル
地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板
NTT災害用伝言ダイヤルについて<外部リンク>
マグニチュードと震度について
マグニチュードと震度の違い
電球に例えるとマグニチュードは電球の明るさを表す値で震度は電球から離れた場所の明るさを表す値
マグニチュード
- 地震が発生したときの岩盤のずれの範囲や量を表す値
- 1つの地震に対して1つの値がある
- マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは約32倍になる
震度
- 地震による揺れが地表に到達した場所での揺れの大きさを表す値
- 場所によって値が異なる
- 日本の震度は気象庁震度階級で10階級に分けて測定されている