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70歳以上の公募による美術展「老いるほど若くなる」は、「何歳になっても新たな挑戦ができる場を提供する」という理念のもと、平面絵画作品を全国から募集する公募展として約20年前に第1回展を開催しました。年齢という枠を前向きに捉え、高齢者の創造意欲を尊重する本展は、多くの出品者からは創作の喜びと生きがいを、また、鑑賞者からは齢を重ねたからこその表現に感動の言葉をいただきました。
一方で、20年という歳月の中で、高齢者感は大きく変容したことや、セミプロの応募、出品者の固定化の課題もあり、年齢による区分での公募展は一定の役割を果たしたものと判断し、第10回展をもって節目にしたものです。
「老いるほど若くなる」展は終了しましたが、松本市としましては、人生のあらゆる段階において創作に向き合う姿や、そうした方々の発表の機会は今後も変わらず重要であると考えています。松本市美術館には、歴史ある中信美術会主催の「中信美術展」や市主催の芸術文化祭をはじめ、多様な世代が自由に作品を出品できる機会が存在しています。
今後も、こうした活動と連携しながら、市民一人ひとりの表現の場を大切にし、継続的な支援と協働を図っていきます。
松本市では、以前は、土曜日の営業を通年で実施し、開栓・閉栓の受付を行っていましたが、利用者数に対し費用対効果が低かったため、現在は受け付けていません。(転入・転出が多い3月最終週と4月第1週の土日は受付窓口を開設)
水道の開栓・閉栓は、電話・Fax・インターネット(24時間受付)で申し込み可能で、電話・Faxでの申し込みは2営業日前まで、インターネットでの申し込みは7営業日前までお申し込みいただくことで、土曜日・日曜日に引っ越して来られる方でも直前の金曜日までに開栓することが可能です。
長野県内19市のうち、約9割が土曜日営業を実施していませんが、東京都や横浜市といった大都市で土曜日の対応をしている現状も踏まえ、松本市としても今後の動向を注視していきます。
周囲に気を遣いながら小さなお子さんを抱えて本を探すことは、大変なことと認識しています。
そこで早速、お住まいの最寄りの図書館にお子さんが乗れるカートを1台設置するよう指示しました。中央図書館には用意してありますが、分館にはなかったため、今後、利用状況やご意見を参考にしながら、施設の規模や費用等を考慮して他の分館への設置も検討します。
図書館はすべての世代の方々にとって居心地のよい場所でありたいと考えています。これからも、小さなお子さん連れのご家庭をはじめ、多様なニーズに応じた公共サービスの充実に取り組んでいきます。
現在、あがたの森公園内の公衆用トイレは、洋式5か所、和式4か所に設置していますが、クラフトフェアのような大規模なイベント開催時には、トイレが不足し、さらに、不衛生な状態であったことを把握しています。今後、イベント開催時にはより頻繁に清掃できる管理体制を構築することに加え、仮設トイレの増設を主催者と協議します。
便座にヒーターがないというご指摘については、松本市が進めている「市が管理するトイレを全て洋式化する計画」の一環として、今年度中にあがたの森公園のトイレを全て洋式化しヒーター付きの便座を完備します。
松本市では、喫煙をしないための取組みとして、小学校高学年から「最初の一本を吸わせない」ための啓発事業、「ハタチの記念式典」における啓発、乳幼児健診時に喫煙者がいる家庭への個別禁煙指導などを実施しています。
加えて、市民を望まない受動喫煙から守るため、令和元年7月に「松本市受動喫煙防止に関する条例」を施行し、公共の場所における受動喫煙の防止を図っています。条例では、松本市、市民等、事業者それぞれの責務が示されていますが、その内容が十分に理解されている状態とは言えないため、今後は条例の周知・啓発活動をより一層強化していきます。
さらに、現在、松本駅前広場周辺及び旧開智学校周辺で指定している「受動喫煙防止区域」の拡大についての検討を始めています。区域指定には時間を要しますが、誰もが快適に過ごせる街づくりを進めていきます。
河川の環境保全について、整備や維持補修等は、河川管理者である行政(鎖川及び三間沢川は一級河川のため松本建設事務所)が行っています。一方、清掃等の環境美化活動は、松本の美しい自然環境の保全を図るため、市内に18団体ある「河川をきれいにする会」などによる市民運動として、市民と行政との協働で取り組んでいます。これらの運動に松本市は報償費をお支払いし、事務的な支援を行っているもので、松本市の委託事業ではありません。各河川においても、流域にお住いの町会の皆さんによる自発的な活動として続けられ、基本的には体力に則した無理のない範囲で、実施していただいているものと理解しています。
しかし、お手紙のとおり、年々高齢化が進み、河川清掃が困難になってきているといったご意見が他地区からも寄せられていて、河川清掃のあり方については町会負担軽減の観点から、見直す必要があると考えています。
松本市は、全戸配布・回覧をはじめとする文書配布の依頼、各種役員の推薦依頼などと合わせ、何を見直し、何を残すのか、若い世代がどうすれば町会活動に参加してもらえるのか、市役所全庁をあげて、見直し作業を進めていきます。
スマートフォン等による学習室の席予約について、中央公民館と中央図書館の学習室は、それぞれ異なる機能を持っています。公民館の学習室は、個人の学びの場であると同時に、友達と一緒に話し合いながら学んだり、気軽に立ち寄ってくつろいだりできる「居場所」的な空間です。このように公民館は、気軽に立ち寄れる居場所としての機能を大切にするため、予約システムの導入は予定していません。一方、図書館の学習室は、自主学習のほか図書館資料を使った調べものなど、市民の皆さんが静かで落ち着いた環境で学ぶ場です。そのため図書館は、令和9年度から予定している改修工事に合わせて、学習スペースのレイアウトや予約システムの導入を検討していきます。松本市は、昨年度から白板・城東・第三地区の公民館など11か所に学習室を増設しました。今後も順次拡大していきますので、学校や通学路近くの学習室もご利用ください。
次に、気軽に立ち寄れるカフェの設置について、中央図書館には、3階に喫茶「パノラマ」があり、どなたでも気軽にご利用いただけます。中央公民館にはカフェはありませんが、勉強の休憩などに利用できる談話コーナーを併設しています。自動販売機で飲み物も用意していますのでご利用ください。談話コーナーの席数等は今後さらに充実するよう検討します。
最後に、学生が気軽に参加できる企画について、現在も公民館や図書館では若者が参加できるイベントを実施していますが、中央公民館ではさらに学生の皆さんのニーズに沿った事業を企画したいと考えていますので、学生の皆さんの声をぜひお聞かせください。中央公民館にお越しの際は、窓口までお気軽にお立ち寄りください。
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